束の間の休息

  • 根来珈琲さんにて、手帳に思いついたことを書きとめる。
    風に揺れる樹々を眺め、木漏れ日に癒される。
    心地いい空間と時間だ。
     
    が、しかしこんな時に限って携帯電話が邪魔をする。
   「先生どこにいるんですか。食事会に遅れますよ!目を離すとすぐいなくなっちゃうんだから!」
   秘書の声がいつにもまして頭に響く。
  「ああ…今日のスケジュールは全てキャンセルにしてくれ。もう少しここの珈琲を堪能し、その後はあてもなくドライブしたい気分なんだ。」
  「何言ってるんですか先生!そんな自分勝手なことが…」
   秘書の言葉を途中で遮るように電話を切った。
  「今日は気分にまかせよう」
   上着を脱ぎ、ネクタイを緩めしばし深いため息をつく。
タバコの煙が目にしみる。
  「こんな日があってもいいだろう」
   自分に言い聞かせるように呟く。
   楽しい夜になりそうだ。
  ………….
  ケーキうま
  妄想しながらの珈琲とスイーツは素晴スイートですう
nego (2) nego (1)

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