2018年3月30日で
健康カイロ ミリージュは6周年でございます?
あっという間ですなぁ。。。(*’▽’)
自他ともに認める北関東一の引っ込み思案の私が
自営業をやるなどとは( ゚Д゚)
肩こり、首こり、頭痛持ちの私が
施術院の先生をやるなどとは( ゚Д゚)
口下手でなまけもので説得力ゼロの私が
えらそうに
お体の説明をするなどとは( ゚Д゚)
お釈迦様でも思うめぇ! という話です。
なぜ私は、今のお仕事をすることになったのか。
少しだけ昔話をします。
2011年3月11日
東日本大震災が起きました。
そのころの恐怖は今もおぼえています。
14時46分
私はその時間、会社のトイレにいました。
「また地震か。なにもトイレ中に揺れることなかろうに。」
そう思ったのもつかの間
揺れはますます強くなり、そして止む気配がありません。
「やばい!逃げろ!」
あわてて外に避難すると、社員達が不安そうに外に集まっていました。
今まで生きてきた中で経験したことのない地震でした。
携帯電話はつながらない。
電気はつかない。
信号は止まっている。
被害状況もわからない。
家族で固まって眠れない一夜を過ごしました。
翌日ニュースで知った現実…
その時思ったこと
ひとはいつ死ぬかわからない
茨城の海へ行くこともあります。
福島の温泉に行くこともあります。
たまたまその時、地震が起きなかっただけ…
もしそうなっていたとしたら
「俺の人生悪くなかったな」
そう思えただろうか…
それまでの私は人生を悲観していました。
二十代の頃交通事故でムチウチになり、肩こり、首こり、頭痛持ちになりました。
なにをしても良くならず。
仕事もデスクワークのため、肩や首はどんどん悪くなり頭痛薬は欠かすことができませんでした。
家族もでき幸せなはずなのに。
「体はつらい。仕事もつらい。この先いいことあるのかな。」
そんなことを毎日考えていました。
これではとても「俺の人生悪くなかったな」とは思えません。
その時芽生えたのは、
「せっかく生かされたのだからなにかやりたい!」
ただ何をしていいかがわかりません。
何もせぬまま数ヶ月がすぎました。
2011年9月
ある日ポストにチラシが入っていました。
”カイロプラクティック説明会”
「カイロって?」
何年か前にかみさんが腰痛の時に一・二度付き添いで行ったことがありましたが
どんなことをするのかはまったくわかりません。
「体がラクになって、もし仕事にできるならいいな。行ってみようかな。」
これが、私とカイロプラクティックとの出会いでした。
その説明会で、体は生活習慣で変わるということを知りました。
そしてカイロプラクターの道へ進むことを決意しました。
やると決めてから家族に話したところが私らしいと言えます^_^;
会社勤めをしながら、カイロの技術や事業の知識を学びました。
それから約半年がたち2012年3月30日にミリージュを開業しました。
それからは自分の体を改善しながら、患者さんと向き合う日々でした。
毎年開業日近辺になると思い出すことがいくつかあります。
「施術院の名前を決めなくては」
私は、”フジキックス”がいいと思ったのですが、家族には「ふざけてるん?」と言われました(>_<)
大まじめだったんですがね( ;∀;)
そして、娘たちの名前の頭文字をとって、”ミリージュ”としました。
「患者さんを集めなくては」
毎月二千枚のチラシを配りました。
「うちは必要ありません」厳しく受け取り拒否されたこともありました。
犬に追いかけられたこともありました?
鎖がつながれてなかったのです。
あの時の私の逃げ足は、ウサインボルトを超えていたでしょう!
ポスティング後のお昼ご飯がまた美味かった(^O^)
「定期的なメンテナンスと生活習慣の重要性をお伝えしなくては」
正直、最初の頃の私は当然と言えば当然ですが素人に毛が生えた程度です^_^;
おそらくは、技術も、接客も、説明も乏しかったと思います。
(今はできているかと言われれば、うーんどうでしょう(^-^;)
それゆえ、その頃から来院し続けてくれている方には感謝してもしきれませんm(__)m
【まだ初々しい開業当時(≧▽≦)】
そして大きな壁はこれでした。
伝えることの難しさ
「一回でバキッと治しちゃってよ!」
こう言われたこともありました。
年齢や、症状の重さや長さ、仕事や日々の生活習慣はみな違います。
一回でかなりラクになる方もおりますが、当然思われている変化が出ない方もいらっしゃいます。
「これで終わり?」
「まだ痛いんだけど」
「もっと揉んでくれないかい」
「何回か来てるのにちっとも良くならないからもう来ない」
「あの布団(矯正板のことです)借りて寝たら体痛くなってひどい目にあった。もう来ない」
これ全て言われたことがある言葉です。
こうなるのは私の伝え方に問題があったのです。
患者さんにあわせてしまう。
いいそびれてしまう。
伝える順序が違う。
特に最初の頃は、「すべての患者さんを良くしなくては!」感がですぎて
空回りしていたように思います(‘Д’)
今は客観的に伝えることを意識しています。
「今の状態はこうです」
「必要なことはこれをすることです」
「施術だけではよくなりません。施術以外の時間をどう使うかです」
順序通りにお話すれば、分かってくれる方は多いです。
確信したことがあります❕
技術、専門的な話、熱意、熱弁・・・先生側からすると大事なことではありますが
それよりも
「来院された方が、いかにご自分の体の優先順位をあげられるか」
これにつきます!
ミリージュでは
患者さんと先生 というよりは 選手とトレーナー の関係でいたいと思っています(^^)/
選手が「良くなりたい」「こういう未来にしたい」と表現してもらう。
それをトレーナーはいかに導いていけるか。
体はとても神秘的で幻想的で尚且つシンプル✨
施術後にゆがみやすい生活をしている。体のことを後回しにしている。
そうするといつまでも日常生活に支障をきたします。
逆にやり方次第で驚くほど、はやいスピードで改善される方もいらっしゃいます✨
スタートラインは一緒でも、三ヶ月先、半年先、一年先には全然違う場所にいます。
やりたいことをやる! 楽しい人生にしたい!
それならば、病気やケガのリスクは少ない方がいい。
自分も家族も元気な方がいい。
ゆえに体は整えておいた方がいい。
それには、定期的なメンテナンスと生活習慣。。。
私はこの仕事をスタートする時に思ったことがあります。
<10年後には、地域をこうしたい>
「カイロプラクティックを知っていること」
「カイロに通っていることを気軽に周りに言えること」
「定期的にメンテナンスした方がいいということを知っていること」
「悪くなってからではなく予防の時代になっていること」
今現在、どこまで進んでいるのかはわかりませんが
これから平均寿命が百歳を超える時代になります。
であれば健康寿命も延びていかなければなりません。
いつまでも働ける体を作り、好きなことを続けて、
「俺の人生悪くなかったな」
ともにそう言えるようになりたいですね(*^-^*)
私の仕事はカイロプラクターです。
施術者であると同時に
みなさんの人生をより良い方向へ導けるトレーナーでありたいと思っています。
今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m