“ ヴンゥゥゥゥーーーン ”
気持ちよく寝ていたのに、その音が耳元で鳴り響き起こされた。
「この音はなんだろう⁉️」
鬱陶しいような不快な音だが正体がわからない…
電気をつけて部屋を見るが特段変わった様子はない。
その時!
黒い小さい物体が目の前を横切る。
「蚊だ?‼️」
これはスタンド攻撃だ!
敵スタンド名は
“ 蚊 of the 耳 (カー・オブ・ザ・イヤー)”
蚊というものは、蚊が鳴くような… で形容されるように、か細いような、かすかな 羽音のイメージなのだが、今回ばかりはモノが違う?
蚊が鳴くというより
蚊が叫ぶ!
蚊が唸る!
蚊の慟哭を聴け!
蚊のエキゾーストノート!
それくらいの爆音である。
時計をみると午前二時
フミキリに望遠鏡を担いで行く時間である。
見えないモノを見ようとした時間である。
この丑三つ時になにさらしとんねん?という話である。
「とっとと寝ないと明日の仕事に差し支えるわ! お肌が荒れるわ!睡眠が大事とカイロの先生が言ってたわ!」という話である。
しかしながら不思議なもので、あんなに爆音を轟かせながら姿が見えなくなる。
そのくせ、こっそり血を吸って痒み成分を残すという…恩を仇で返す極悪非道な行いをするのである。
こんな時に思うのである。
「ケイタイやらSNSやらパソコンやら進化するのはいいけど、蚊がすぐさま発見できる いやさ ボウフラが湧かないような研究する奴ぁいないのかい⁉️ どうなんだい ジョ◯ズさん、ゲ◯ツさん、ザッ◯ーバーグさんよ‼️」
支離滅裂な八つ当たりである。
それくらい蚊によって人生が左右されるのである。
かくなるうえは、アー◯ノー◯ットを出撃させるしか手はない。
この豚さんが?果たして、あの完全形態に入った蚊をどこまで止められるかわからんのだが、期待するとしよう。
…..
…..
…..
あれ朝だ?
寝てた?
蚊はみあたらないけど寝れた?
豚さん勝ったのか?
わからん
まだわからん
今夜再戦する可能性もある。
心してその時を迎えよう?