ボ「うちのオカンがね、オトンに物あげる大事な日がある言うねんけど、何の日か忘れたらしいねんな」
ツ「ほー 大事な日何の日か忘れてもうて、どうなってんねんそれ！ほな俺がね、オカンの大事な日一緒に考えてあげるから、どんな特徴言うてたか教えてみてよー」

ボ「一年に一回オトンにチョコあげる日や言うねんな」
ツ「バレンタインデーやないかい！その特徴はもう完全にバレンタインデーやがな！すぐ分かったがなこんなん」

ボ「分からへんねんな」
ツ「何が分からへんのよー」

ボ「いや俺もバレンタインデー思うてんけどな」
ツ「そうやろ？」

ボ「オカンが言うには、オトンは貰えて当然ちゅう余裕ある言うねんな」
ツ「ほー…ほなバレンタインデーと違うかぁ」

ボ「そやねん」
ツ「バレンタインデーはね、オカンでさえホントにくれるかどうかわからんくてソワソワして落ち着かん日やねんから！ほなもうちょっと詳しく教えてくれる？」

ボ「オカンが言うには、娘がなぜかその日目掛けて家に来るらしいねんな」
ツ「バレンタインデーやないかい❗️その日は『パパにあげるよ』いうて娘からチョコもらえるねん！でも俺はね、あれは俺の貰ったチョコをあわよくば貰うための企みやと睨んでんのよ！俺の目は騙されへんよ！俺騙したら大したもんや！俺は何でもお見通しやねんから！バレンタインデーよそんなもん」

ボ「分からへんねんな」
ツ「何が分からへんのこれで！」

ボ「俺もバレンタインデー思うてんけどな」
ツ「そうやろ？」

ボ「オカンが言うには、世間一般だと本命以外にあげることはない言うねんな」
ツ「ほなバレンタインデーちゃうやないかい❗️世間一般はチョコあげる目的は義理と人情が大半を締めてんのよ！ほなもうちょっとなんか言うてなかった？」

ボ「オカンが言うには、男どもが勘違いする日や言うねんな」
ツ「バレンタインデーやないかい❗️なんとなくそれっぽい感じで渡されて勘違いしてもうて『俺、モテ期かぁ？』なんて勘違いするんやから！男心を弄ぶそういうカラクリやねんから！『はっきり義理ですよ』言うてくれんと俺は動くよほんま！それはバレンタインデーで決まり！」

ボ「でも分かれへんねんな」
ツ「分からへんことない！オカンの大事な日はバレンタインデー！」

ボ「でもオカンが言うにはバレンタインデーではない言うねん」
ツ「ほなバレンタインデーちゃうやないかい❗️オカンがバレンタインデーではないと言うんやからバレンタインデーちゃうがな‼️」

ボ「そやねん」
ツ「先ゆえよ！俺がさっき『男心を弄ぶ』て誤解を招くようなこと言うてた時どう思っててん！」

ボ「申し訳ない」
ツ「ホンマに分からへんがなこれ！どうなってんねんもう」

ボ「オトンが言うには」
ツ「オトン？」

ボ「ひな祭りちゃうか？って」
ツ「いや絶対ちゃうやろ　もうええわー」

ボ＆ツ「ありがとうございましたー」